昭和電器の技術はお客様に選ばれ、高品質な製品の安定供給のために
当社はお客様のビジネスパートナーとして、信頼され、選ばれるモノづくりを目指しております。
50年以上のプラスチック成形事業で蓄積してきた基盤技術と進化する新技術を活用することで、お客様のご要望にお応えし、そして、さらなる開発力強化と製品価値の向上に努めてまいります。
下記に多様なお客様ニーズを具現化させる当社の要素技術を紹介させていただきます。
【流動解析】
当社は開発工程の初期段階から流動解析ツールを活用して、開発力と開発スピードの向上を図っております。
高品質な成形品を得るためには、ウエルド、ショート、ソリ、ヒケを予測し、適切なゲート方法、ゲート位置、ゲート点数、型割、ガスベントを決定する必要があり、製品開発の予見可能な段階で成形課題への最適解を導き出すことが重要です。
流動解析は成形シュミレーションを金型製作前に行うことで、成形時の不良予測や問題点の抽出とその対策検証が出来るので、開発時のトライ&エラーを極力減らすことが可能となり、開発期間の短縮と低コストで高品質な成形品の生産実現に優れた効果を発揮します。
流動解析の活用によって得られる効果
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ー 最適ゲートの設定（形状、点数、位置、サイズ）
ー 充填パターン
ー ウェルド発生位置の予測と対策
ー 製品強度の確保
ー 成形後の収縮、ショート、ヒケ、ソリの予測と対策 
【金型製作】
金型は「成形品の品質の8割を占める」と言われているほど、品質の善し悪しを決定する重要なパーツです。そのため、当社は金型製作部門を自社で保有することで、成形品の品質に大きな影響を及ぼす要因を事前に解析技術や経験から予測し、予測結果を金型の設計・製作に反映することで、成形品の品質に求められる高精度で加工ばらつきが少ない金型製造を行っております。
また、成形品の完成までは、幾度となく試作成形、金型修正を繰り返し行い完成度を高めていく必要がありますが、自社で完結することにより，迅速な量産立ち上げを可能としています。
そして、金型毎にメンテナンス基準を設け、きめ細かい保守管理を行っておりますので、金型の長寿命化と成形品の安定生産を可能としております。更に、万が一金型破損した場合でも、自社対応出来るため、金型にまつわるトラブルからの復旧が早く、BCPにおける金型管理のリスク軽減に貢献いたします。
【成形技術】
高品質な成形品の安定供給には、成形技術が重要となります。最適な成形条件の設定ができて、はじめて、寸法精度や外観を保証する成形品および金型への負担が少ない安定した生産が可能となります。
成形条件は見えない樹脂の動きを予測する難しさがあり、しばしば、経験や勘だけに頼った条件設定を行いがちですが、当社は各成形条件のパラメータ設定を決定する手順と実験計画法に基づいた検証を一体としたフレムワークにより、その成形条件の確からしさを高めております。
【測定能力】
高品質な製品を生産するためには、製造工程で複雑に絡む因果関係の特定や再現性が求められます。
その要因分析の基盤になるのが、測定能力です。測定能力には、寸法に対する知識だけではなく、図面に記載されている寸法の役割や狙いの理解、豊富な測定器とその適切な取り扱い、場合によっては測定治工具の設計製作が必要となります。
当社は測定者のスキルアップを継続的に行うことと、図面の先にある、お客様が本当に必要とする品質を理解することで、間違いのない製品を提供することを可能としています。
