流量・流路制御部品のPPS樹脂化事例
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【使用用途】
工業用洗浄機の流量・流路制御部品(PPS樹脂製)
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【開発の背景】
お客様はステンレス鋼管の切削と溶接で製品製作していたが、非常に工数が掛かるため、コストと納期の両面が課題となっていた。鋳物とプラスチック成形品のいずれかで代替検討をすすめ、実現検証の結果、プラスチック材料を選択し開発することになった
【開発の課題と対策】
金属に比べ、プラスチック材料は必然的に強度が落ちてしまうため、安全率を確保した必要強度の把握と適したプラスチック材料の選定及び 強度補強を目的とした製品図面の修正が必要であった。材料はPPS樹脂を選定し、金型製作前に切削品での強度試験や図面修正を重ね、 実機での製品機能や強度確保が確認出来たので、成形品開発を進めた。 開発過程で実機や接続する部品との寸法調整が必要となり、三現主義(現場、現実、現品)にもとづいた製品開発を行った
【金属代替の効果】
価格 部品点数削減、組立工数削減、調達一元化 納期 安定調達、調達L/Tの短縮 物性 耐薬品性、耐腐食性、軽量化 加工性 形状自由、部品集約化